人間活動によって維持されてきた高原
霧ヶ峰は信州中部に位置し、車山(標高1,925メートル)を中心とする、起伏のゆるやかな高原である。火山活動によって形成された地形を持ち、現在も溶岩台地や緩やかな丘陵が広がっている。そのほか、気候が年を通して冷涼であることや、非常に霧の多い土地である1ことが知られている。
霧ヶ峰に広がる草原は「二次草原」と呼ばれ、自然がそのまま残った原生草原ではない。歴史的に牧草の採取地として利用され、草刈りや山焼きなどの人為的な管理が長期間にわたり続けられてきた結果、森林化が抑えられ、現在の草原景観が維持されてきたとされる2。こうした草原は自然と人間活動が相互に作用して形成されており、地域の文化的景観としても重要である。
現代においても、地権者や行政、ボランティア団体が湿原と草原の保全管理を継続している。近年は観光地としての人気が高まっており、多くの来訪者を受け入れる一方で、登山道の損傷や植生の変化など、新たな保全課題も指摘されている。そのため、自然環境を守りつつ利用を進めるための取り組みが重視されている。
ギャラリー
相変わらず素晴らしい景観だった。同じ構図の写真ばっかり撮ってしまっている。



































参考文献
- 霧ヶ峰自然保護センター(n.d.).霧ヶ峰とは.霧ヶ峰高原観光サイト.Retrieved February 27, 2025 from https://kirigamine.suwakanko.jp/about/ ↩︎
- 長野県環境保全研究所(2006).霧ヶ峰における自然環境の保全と再生に関する調査研究.
長野県.Retrieved February 27, 2025 from https://www.pref.nagano.lg.jp/kanken/chosa/kenkyu/kozan/documents/kirigamine_report2006.pdf ↩︎

